【弱酸性とは】CMでよく聞く弱酸性!いったい何者?

リトマス紙 科学

「弱酸性」ってテレビでよく聞きますし、異様に頭に残りませんか?

私たちにとって何に良いのかも実際よく分からないですよね。

弱酸性とはどのような存在なのか?

何の効力に発揮されるのか?

頭に残るけれど結局分からないままの「弱酸性」を今回は徹底分析です。

酸性、中性、アルカリ性!

リトマス紙

まずは小学校の理科のおさらいから。

酸性中性アルカリ性。名前は何年経っても忘れませんね。

次に単位のpH

これを聞くと、「あー懐かしいー、久しぶりー、元気ー?変わってないねー。」って感じで思い出します。

昔は「ペーハー」と教えられましたが、現在では「ピーエイチ」と読むと義務付けられているとか。時代は流れていますね。

 

酸性、中性、アルカリ性はpHの数値で表すことが出来ます。

  • pH0…塩酸(とても危険な劇物)
  • pH7…純水(不純物をほとんど含まない水、水道水とか)
  • pH14…水酸化ナトリウム(こちらもとても危険な劇物)

数値がpH0になるほど「酸性」であり、pH14になるほど「アルカリ性」であるということになります。ちょうどpH7が「中性」です。

その間に本日の主役である「弱酸性」「弱アルカリ性」が存在します。

 

人間の肌はpH4.5〜6の「弱酸性」。

汗はpH7〜8。血液はpH7.4、胃液は酸が強めのpH1.5〜2です。

 

補足ですが…。

理科の授業で使いました「リトマス紙」。

青色赤色の紙がありまして、中性の液体を付けてもどちらも色は変わりません。

酸性の液体を付けますと、青色のリトマス紙は赤色へと変化します。

アルカリ性の液体を付けますと、赤色のリトマス紙は青色へと変化しました。

 

紫陽花

梅雨の時期に色とりどりに咲く紫陽花(あじさい

青と赤の紫陽花には「土が酸性かどうかで花の色が変わる」というトリビアがあるのをご存知ですか?

土が酸性だと青色の花の紫陽花が咲くというのです。リトマス紙とは逆ですね。

「アントシアニン」という植物が持つ物質があります。色素は赤系。

土の中の「アルミニウム」が酸に溶け出し、紫陽花の根から吸収されアントシアニンと結合して青色の花が咲くそうなのです。

ちょっと難しいですが面白いですよね。

 

人間の肌は弱酸性だから、弱酸性のものがいい?

洗顔

人間の肌は弱酸性?

生まれたばかりの赤ちゃんは中性です。

そして、成長するにつれ弱酸性へと変化していきます。

 

人間の皮膚の表面にいる細菌たちが弱酸性に保っていることで肌を保護し、外からの殺菌から肌を守っています。

しかし、人間の肌は年齢とともに中性へと向かい殺菌作用がどんどん弱まっていってしまいます。

洗剤と肌の相性は?

食器洗剤や洗濯洗剤は中性弱アルカリ性が定番です。

中性洗剤は肌や衣服に影響力が少なく、肌が弱い方やおしゃれ着を洗うのに最適であります。

弱アルカリ性洗剤は頑固な汚れをしっかり落とすといったイメージですね。肌の弱い方はゴム手袋必須です。

しかし、中性洗剤だから安心ということでもなく、もともと肌は弱酸性なのですから、肌荒れの原因ともなります。

中性に偏った肌が酸性へ戻ろうとする過程で炎症や乾燥、シミなどが起こってしまうのです。

 

弱酸性が肌に良いとされるのは、同じ成分だから肌を傷つけないといった意味があったからなんですね。

 

石鹸はなんと弱アルカリ性なんです!

石鹸

紀元前3000年前からあったとされる「石鹸」。

伝説では、「古代ローマ時代に神への供物として羊を捧げたときに出た脂と灰により石鹸は誕生した。」とされています。

なんとも神秘的な物なのです。

現在は、ハンドソープやボディソープが定番となっていますが、これらがまだ世間に広まる前は手を洗うのも身体を洗うのも石鹸を使っていましたよね。

 

前置きが長くなってしまいましたが、実は石鹸は人間の肌とは違う弱アルカリ性であったというのが驚きなんです。

人間の肌には弱酸性が良いと言っておきながら、ずーっと古代から弱アルカリ性で洗っていたんですね。

そう聞くと石鹸ってよくないのかなーと思いますが、そうではありません。

 

石鹸は角質やたんぱく質、皮脂汚れに抜群の威力を発揮します。弱酸性のものよりも短時間で綺麗さっぱり落としてくれるのです。

専門家の中にも洗顔には石鹸が一番良いと答える人も多くいるそう。

その理由には、「界面活性剤」というものがあります。

洗剤には、油汚れを水で洗い落とせるようにするための界面活性剤というものが含まれているのですが、これが人間の肌を保護している皮脂も落としてしまうんですね。

皮脂が破壊されると肌荒れなどの原因にもなるためにとても危険なのです。

しかし、石鹸に含まれる界面活性剤は水で流すと無くなる性質があり長時間肌に残らないんです。この性質は肌へのダメージがとても少ないのです。

界面活性剤は水質汚染の原因にもなるので、石鹸は環境にもとても良いのです。

古代より私たちの身体を洗い続けてきてくれた石鹸の偉大さが分かりますね。

 

まとめ

今回は、「人間の肌と弱酸性の関係について」というテーマで紹介しました。

 

人間の肌は弱酸性に保たれていますが、これが洗剤や年齢などの経過により中性や弱アルカリ性へと変化してしまうと肌荒れや皮膚病といった症状が出てしまいます。

肌と同じ成分の弱酸性洗剤で洗ってあげることにより、肌に負担をかけずに健康を保ってあげられるのです。

しかし、あまり負担をかけなさ過ぎても汚れが落ちなかったり、肌を甘やかしてしまったりとちょっとしたデメリットもあるのも事実です。

やはり一番は、自分の肌に合ったものを使うといったことが答えではないでしょうか。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました